パレスチナにあるBanksy(バンクシー)のグラフィティーアートを見てきました。2017年10月現在でパレスチナに現存するバンクシー作品は4点です。今回はタクシーをチャーターして4点すべてを見て回ってきました。パレスチナのバンクシーストリートアートはほとんどがアクリル板などで保護されておらず、上から落書きなどがされていないので、自然に劣化しています。その劣化感が作品をさらに良くしているように思いました。
作成日:2018年01月11日
ベツレヘムの街をぶらぶら歩いているとタクシーの運転手さんが「バンクシー!バンクシー!」と熱心に声をかけています。バンクシー作品を見て回るだけなら料金は30ドルということだったので人のよさそうなおじいさん運転手のタクシーに乗りました。
最初に連れて行ってもらった作品は金色のハートを零す天使のグラフィティーアートです。
ちょっと薄れてしまっていますがパレスチナで見る最初のバンクシー作品だったので感動しました。
金のハートの天使
次に連れて行ってもらったバンクシー作品は防弾チョッキを着た鳩のグラフィティーです。パレスチナにあるバンクシー作品は上から落書きなどされていないのでその当時のままが楽しめます。
防弾チョッキの鳩
次に行ったバンクシー作品は防弾チョッキの鳩の絵の近くにあるお土産屋さんの中にある作品です。パレスチナにある作品で唯一アクリル板で保護されています。
このお土産屋さんにはバンクシー未公認のバンクシーTシャツやポストカードが売っています。あまり欲しいものがなかったので写真だけ撮って何も買いませんでしたが、店員さんはニコニコ愛想がよかったです。
身体検査をする少女
最後に連れて行ってもらったバンクシー作品はパレスチナで一番見たかった作品です。
パレスチナ市内からタクシーで15分くらい走った場所にあるガソリンスタンドの壁面に描かれた「花束を投げる男」です。縦幅5メートル、横幅8メートルくらいある巨大な作品です。
花束を投げる男
バンクシー作品だけで30ドルの約束でタクシーをチャーターしましたが、結局いろいろなところに連れまわされて最終的に60ドルかかってしまいました。必要のない場所を案内しようとしたら断固として断らないとずるずると連れまわされてしまいます。